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ずっと真夜中でいいのに。「MILABO」歌詞分析

歌詞分析

Aさん
Aさん
ずっと真夜中でいいのに。「MILABO」の歌詞ってどんな意味なのかな?作詞家の視点から歌詞を分析してほしい。作詞のコツや技を知りたい。

このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 「MILABO」の楽曲クレジット
  • 「MILABO」の意味
  • 「MILABO」の歌詞
  • 「MILABO」の歌詞分析
  • 「MILABO」の本質

本記事の信頼性

この記事を書いているtanitaniは、現在シンガーソングライター歴2年目です。普段から曲作りをしており、持ち曲は100曲以上です。

今回は、ずっと真夜中でいいのに。「MILABO」の歌詞分析をご紹介します。

難解な歌詞で有名なずっと真夜中でいいのに。その楽曲の歌詞をもっとわかりやすく知りたいと思っている方は多いと思います。そこで今回は、作詞家の視点から歌詞を分析していきます。ACAねさんの作詞術を知りたい方は必見です

それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきます。

(※あくまで、本記事の歌詞分析はtanitaniの個人的解釈によるものです。「歌詞」に正解など存在しません。一つの解釈としてお楽しみください。)




「MILABO」の楽曲クレジット

2021.2.10 発売 2nd FULL ALBUM『ぐされ』 収録曲

ずっと真夜中でいいのに。『MILABO』
(ZUTOMAYO - MILABO)
Lyrics & Music & Vocal - ACAね
Arrangement - 100回嘔吐, ZTMY
Keyboards - Nao Nishimura
Drums - Yasushi Fukumori
Bass - Ryosuke Nikamoto
Guitar - Sho Ogawa
Violin,Viola – Wasei Suma
Strings Arrange - Singo Kubota(Jazzin’park)
Brass Arrange - 100kai Outo, Singo Kubta(Jazzin’park)
Additional Arrangement – Takayuki Ishikura
Rec & Mix Engineer - Toru Matake
Mastering Engineer - Takeo Kira
Sound Direction - Kohei Matsumoto

Music Video
Animation - Waboku (@waboku2015)

「MILABO」の意味


まず最初に、楽曲名「MILABO」の意味を噛み砕いていきます。

読み方は「みらぼ」。ACAねさんのTwitterの投稿から確認できます。

しかし、「MILABO」という単語はありませんので、歌詞に登場する「ミラーボール」「BOW」を組み合わせた造語だと考えられます。

そこで、「ミラーボール」と「BOW」の2つの言葉の意味から「MILABO」の意味を推測します。

  • その①:「ミラーボール」の意味
  • その②:「BOW」の意味
  • その③:「MILABO」の意味

順番に見ていきましょう。

その①:「ミラーボール」の意味

「ミラーボール(mirror ball)」という言葉の意味はこちらです。

  • ミラーボール:数多くの小さな鏡で覆った回転式の照明球体。ダンスホールなどで、天井から吊るし、光を当てながら回す。

しかし、「ミラーボール」の綴りはmirror ball。「MILABO」の「L」と異なります。

つまり、楽曲タイトルに「ミラーボール」が関係しているとは断言できません。でも、あえて「R」を「L」に変更しただけかもしれないです。まぁ、99%「ミラーボール」のことでしょう。

その②:「BOW」の意味

その②:「BOW」の意味

「BOW」には、3つの言葉があります。

  • bow①:(名詞)弓
  • bow②:(動詞)おじぎをする、従う
  • bow③:(名詞t)船首

おそらく、bow①の「弓」がふさわしいでしょう。

弓とは矢を飛ばす武器のこと。

注目ポイント 矢ではなく弓

上の画像を見るとわかるように、矢を飛ばすためにはを引っ張っらないといけません

弦を引っ張らないといけないものは他にもあります。

 

それが「アコギ

 

アコギは、弦を振動させることにより音を鳴らします

つまり、弓もアコギも「弦」という共通点があるので、「bow」は「アコギ」の隠喩として使われていると考えられます。

その③:「MILABO」の意味

以上のことから、「MILABO」にはこんな意味が込められてると推測します。

  • 意味:ミラーボールをアコギ(弓)で射抜く(=恐怖を克服する)

それでは、歌詞を分析することで意味を紐解いていきましょう。

「MILABO」の歌詞

「MILABO」 作詞 ACAね

BOW

バレたくはないから 歌わないけど
想ってないとかじゃないの
いつも御別ればかり 考える人生も
積極的に嬉しいから

会えばきっと足りなくて
会話の切れ端まで 歌詞で覚えるの
向いてくる
引っ付く横長の目 鬱陶しいけど
逃げる準備に疲れたわ

あなたに幾度も 触れたって
大体ちょっとだけ 頓知
空回りの本心 隠せちゃう

あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと嫌わないで

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムがなきゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ 恥ずかしく踊れるから
ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど
言わないで もう身体に慣れない
変わってゆくから 私ねもっと
ねぇ、見届けて 欲しがりでも

どう思っているとか
伝えるのが 恥ずかしいんじゃなくて
ハッピーな永遠歌〜
告げそうになるから 控えさせてね それだけ
またすぐ否定的になってしまうけど

もしこの世の歌を 書き終えても
あなたに振り向いて欲しい 最後の歌〜
誰かのまつげと 草臥れたリスケ
夜は長くて 酔うのに必死ね

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムがなきゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
ねぇ、見届けて 欲しがりでも

あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと識らないで 因果応報叱らないで
私のこと嫌わないで

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムが泣きゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ 恥ずかしく踊れるから
ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど
言わないで もう身体に鳴れない
変わってゆくから 私ねもっと
寝ぇ 見届けて 欲しがりでも zz

「MILABO」の歌詞分析


「MILABO」の歌詞をこのような流れで分析していきます。

  • A1:照れ屋なだけ
  • B1:もっと知ってよ!
  • C1:決意表明
  • D1:ハッピーなだけ
  • C2:決意表明
  • B2:もっと知ってよ!
  • C3:決意表明

前提として、この楽曲は近頃のACAねさん自身のことを歌った楽曲です。そのため、本記事ではACAねさんがリスナーに向けて書いた曲と仮定します。

それでは、歌詞を分析していきましょう。

A1:照れ屋なだけ

A1:照れ屋なだけ

バレたくはないから 歌わないけど
想ってないとかじゃないの
いつも御別ればかり 考える人生も
積極的に嬉しいから

会えばきっと足りなくて
会話の切れ端まで 歌詞で覚えるの
向いてくる
引っ付く横長の目 鬱陶しいけど
逃げる準備に疲れたわ

あなたに幾度も 触れたって
大体ちょっとだけ 頓知
空回りの本心 隠せちゃう

語句の意味

  • 鬱陶しい:①気分や雰囲気が晴れ晴れせず、気詰まりに思うさま。
  •      ②目障りだ。うるさい。
  • 頓知:その時、その場に応じて即座に出る知恵。機知。

A1を3つのセクションに分けて、歌詞を分析していきます。

セクション①

バレたくはないから 歌わないけど
想ってないとかじゃないの
いつも御別ればかり 考える人生も
積極的に嬉しいから

「バレたくはないから 歌わないけど 想ってないとかじゃないの」
→隠し事を知られたくないから、歌詞にして歌わないだけで、あたしはリスナーのことを想ってるの

「いつも御別ればかり 考える人生も 積極的に嬉しいから」
→ライブが終われば、あとはお互い帰るだけ(御別れ)。でも、その別れを考える日々はいい意味で嬉しい

セクション②

会えばきっと足りなくて
会話の切れ端まで 歌詞で覚えるの
向いてくる
引っ付く横長の目 鬱陶しいけど
逃げる準備に疲れたわ

「会えばきっと足りなくて 会話の切れ端まで 歌詞で覚えるの」
→だってさ、何度会っても会い足りないもん。実は、コメントの隅々まで読んでるし、その嬉しさを歌詞にして覚えたりもしてる。

「向いてくる 引っ付く横長の目 鬱陶しいけど」
→分析①ライブ後は、あたしに向けられたリスナーの満面の笑みが頭から離れないほど、いい意味で目障りだけど、

→分析②「ずっと真夜中でいいのに。」に対する世間からの視線の中には、疑いを持った目もある。目障りだけど、

「逃げる準備に疲れたわ」
→でも、逃げる準備には疲れたわ。

セクション③

あなたに幾度も 触れたって
大体ちょっとだけ 頓知
空回りの本心 隠せちゃう

「あなたに幾度も 触れたって 大体ちょっとだけ 頓知」
→ライブでリスナーと何度心を通わせても、あたしはほぼ毎回少し隠し事をする知恵を働かせちゃう(嘘をついちゃう)

「空回りの本心 隠せちゃう」
→あたしは空回りする本心を隠せてしまうの

要約

あたしはリスナーのことを想ってる。でも、照れ屋だから歌詞にして伝えます。

B1:もっと知ってよ!

B1:もっと知ってよ!

あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと嫌わないで

語句の意味

  • 因果応報:前世や過去の行いの善悪に応じて、必ずその報いがあるということ。

ここは全ての語尾が「-aide」で韻を踏み、中毒にさせる部分です。
「あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで あたしのこと嫌わないで」
→あたしのことをよく知らないくせに、あーだこーだつべこべ注意してこないで!あたしのことを嫌ったりしないで!

要約

あたしのことをもっと知って欲しい!あたしは天邪鬼(あまのじゃく)で素直になれない性格なの!

つまり、われわれリスナーはいい意味でACAねさんに挑発されています(笑)

C1:決意表明

C1:決意表明

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムがなきゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ 恥ずかしく踊れるから
ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど
言わないで もう身体に慣れない
変わってゆくから 私ねもっと
ねぇ、見届けて 欲しがりでも

「もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに」
→もっとあなたが思うままに、自由に身体を揺らしてみて。動かずにはいられないくらいに。

仕草とは、ある物事をするときの、動作や表情という意味です。

つまり、ライブでは「周りの目を気にせずあなた自身が好きなように揺れてくださいね」ってことです。

「リズムがなきゃ 話も味っけない」
→だって、リズムに乗らなきゃ 今この瞬間がつまらなく感じてしまうでしょ。

「ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら」
あたしだって、ミラーボールや世間からの冷ややかな視線を怖がるときがある。でもね、アコギを味方にして音楽を奏でれば、

「まだ 恥ずかしく踊れるから」
→怖がりで、照れ屋なあたしも身体を動かすことができるから。

「ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど」
→あたしはいつも考えが浅いです。ライブ終わりは帰りたくないと思ってしまう。けれど、

次の「言わないで」の前には「〜〜〜って言わないで」のような行間があります。

つまり、「帰りたくない!」とか「寂しい!」とか「えー!」という別れを惜しむ言葉が隠れていると考えられます。

「言わないで もう身体に慣れない」
→お互いに「寂しい」とは口にしないでいようよ、だってあたしも寂しいもん。寂しさはいつまで経っても慣れない。

「変わってゆくから 私ねもっと」
この先も「ずっと真夜中でいいのに。」の音楽は変わり続けます。(決意表明)

「ねぇ、見届けて 欲しがりでも」
→だからね、リスナーのみなさま、どうかあたしに付いてきてください。図々しく欲しがちゃったけど、てへ。

要約

これからも「ずっと真夜中でいいのに。」に付いてきてください!

D1:ハッピーなだけ

D1:ハッピーなだけ

どう思っているとか
伝えるのが 恥ずかしいんじゃなくて
ハッピーな永遠歌〜
告げそうになるから 控えさせてね それだけ
またすぐ否定的になってしまうけど

もしこの世の歌を 書き終えても
あなたに振り向いて欲しい 最後の歌〜
誰かのまつげと 草臥れたリスケ
夜は長くて 酔うのに必死ね

「どう思っているとか 伝えるのが 恥ずかしいんじゃなくて」
→あたしは考えを言葉にするのが恥ずかしいわけじゃないの

「ハッピーな永遠歌〜 告げそうになるから 控えさせてね それだけ」
→幸せでずっと一緒にいたいみたいな言葉を口にしてしまいそうになるから、言葉にするのは控えさせてほしい、ただそれだけなの。

「またすぐ否定的になってしまうけど」
→でも、照れ屋だから、またすぐにそうじゃないよって否定的な言葉を言ってしまうけどね。

「もしこの世の歌を 書き終えても あなたに振り向いて欲しい 最後の歌〜」
→この曲は、もし「ずっと真夜中でいいのに。」の音楽を作り終えたと思ってしまっても、あなたにまた聴いてもらいたい最後の歌みたいな曲です。

「誰かのまつげと 草臥れたリスケ」
→誰かの(まつげ→眠り→)に寄り添えるように。曲の締め切りが早まって疲れちゃう時もあるけれど。

「夜は長くて 酔うのに必死ね」
→「ずっと真夜中でいいのに。」の音楽はこの先もまだまだ続きます。リスナーさんが酔いしれるような曲を必死に作り続けるね

要約

近頃の自分を歌ったハッピーな曲です!ずっと歌い続けたい曲できました!

C2:決意表明

C2:決意表明

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムがなきゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
ねぇ、見届けて 欲しがりでも

C1と内容は同じです。

曲の時間が長くなってしまうとリスナーが飽きてしまうため、C1の省略バージョンになっています。

B2:もっと知ってよ!

あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと知らないで 因果応報叱らないで
あたしのこと識らないで 因果応報叱らないで
私のこと嫌わないで

内容はB1と同じです。ただこの部分に注目してください。

「あたしのことらないで」

「知」→「識」に言葉遊びをしているのは念押しです!

簡単な「知」ではなく、難しい「識」に表記を変えることで、もっともっと知ってくださいと強調しているのです。

C3:決意表明

C3:決意表明

もっと 仕草に揺れて 抑えきれないほどに
リズムが泣きゃ 話も味っけない
ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ 恥ずかしく踊れるから
ずっと 浅はかです 帰りたくないけれど
言わないで もう身体に鳴れない
変わってゆくから 私ねもっと
寝ぇ 見届けて 欲しがりでも zz

C1と比較して、言葉遊びをしている箇所があります。

  • リズムがきゃ
  • もう身体にれない
  • ぇ...zz

「泣」と「鳴」で音楽を連想させています。

そして「寝」と「zz」では、「ずっと真夜中でいいのに。」のを連想させています。

文字変換でも、リスナーの想像力を刺激してくるACAねさん!さすがです!

「MILABO」の本質

「低血ボルト」の本質


以上で、「MILABO」の歌詞分析を終わります。

冒頭で「MILABO」にはこんな意味が込められてると推測しました。

  • 意味:ミラーボールをアコギ(弓)で射抜く(=恐怖を克服する)

この推測はサビの歌詞と一致していました。

ミラーボール怖がって アコギ持ち替えたら
まだ 恥ずかしく踊れるから

ミラーボールを怖がってしまうけれど、アコギ(弓)に持ち替えたら克服できたというわけです!

タイトルの伏線回収ができました!

歌詞分析を終えて、「MILABO」の本質を挙げるとするならばこちらです。

  • 本質①:リスナーのことを想ってます!
  • 本質②:「ずっと真夜中でいいのに。」の音楽に付いてきてね。

ACAねさんなりの決意表明の曲でした!今後も、「ずっと真夜中でいいのに。」から目が離せません!

本記事を読み終えたいま、もう一度「MILABO」を聴いてみてはいかがでしょうか?歌詞の奥深さを堪能してみてください。

それでは、また歌詞分析でお会いましょう。ありがとうございました。

ずっと真夜中でいいのに。のCDを手に入れたい方は必見

ずっと真夜中でいいのに。さんは現在、2ndfull Album「ぐされ」をリリースしています。

今回ご紹介した「MILABO」も収録されていますので、ACAねさんの歌声を聴きたい方は下記のリンクからぜひご購入ください。

 

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