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美波「フライハイト」歌詞分析

歌詞分析

Aさん
Aさん
美波「フライハイト」の歌詞ってどんな意味なのかな?作詞家の視点から歌詞を分析してほしい。作詞のコツや技を知りたい。

このような疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 美波「フライハイト」の楽曲クレジット
  • 美波「フライハイト」の意味
  • 美波「フライハイト」の歌詞
  • 美波「フライハイト」の歌詞分析
  • 美波「フライハイト」の本質

本記事の信頼性

この記事を書いているtanitaniは、現在シンガーソングライター歴2年目です。普段から曲作りをしており、持ち曲は100曲以上です。

今回は、美波「フライハイト」の歌詞分析をご紹介します。

独特なワードセンスで若者から絶大な人気を集まている美波。その楽曲の歌詞をもっとわかりやすく知りたいと思っている方は多いと思います。そこで今回は、作詞家の視点から歌詞を分析していきます。美波さんの作詞術を知りたい方は必見です

それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきます。

(※あくまで、本記事の歌詞分析はtanitaniの個人的解釈によるものです。「歌詞」に正解など存在しません。一つの解釈としてお楽しみください。)




美波「フライハイト」の楽曲クレジット

2021年7月21日(水) 美波 New CD「DROP」の発売しました。

収録曲はこのような感じです。

収録曲

  • 01.アメヲマツ、
  • 02.フライハイト
  • 03.DROP
  • 04.この街に晴れはこない
  • 05.君と僕の154小節戦争

今回ご紹介する「フライハイト」が収録されています。やっと音源化されます!!

美波「フライハイト」の意味

「フライハイト」の意味

「フライハイト」は、ドイツ語のFreiheitからきています。

意味は「自由」「本気」「耐える」など

つまり、この楽曲は「自由「本気」「耐える」のどれかをテーマにした曲であると推測されます。

それでは、歌詞を分析していきましょう。

美波「フライハイト」の歌詞

「フライハイト」 作詞 美波

確かなことは、まっくらの中
午後6時帰路確かくもりでした

少し大きめの苦痛を履いて
いつもと同じはずのこの場所が
やっと綺麗だって思った

冷たくなってった感情に気づけないまま
動かなくなった表情に虚しくなったよ
いつも通りの残像でさえ消えてしまって
確かに僕の感覚はなくなっていってる

確かなものは
何処にもない

なけなしの言葉探したって
うまい言葉一つも出てこない
当たり前になってゆく
目を閉じてみると
よく見えたから

去ってく現状に追いつけないまま
明日明後日にはきっと見落してるんだろう?
今さっきの心情は一瞬だけだから
かえられないものに
見慣れてゆく

だめだ 今も 消える 感覚
揺れるモラル 鼓動 嗅覚
だめだ 見える 止まる 染まる

冷たくなってった衝動に気づけないまま
動けなくなってった症状に虚しくなったよ
いつも通りの残像を見逃さないように
確かに僕の感覚は

忘れてしまうその前に名前を付けてさ
明日明後日にはもっと愛せるように
少し深く考えてしまったようだな
しょうもないぜ しょうもないぜ しょうがないぜ
本当しょうもないぜ
しょうもないぜ しょうもないぜ しょうがないぜ
本当しょうもないぜ
確かに僕の感情は 儚くて

美波「フライハイト」の歌詞分析

「フライハイト」の歌詞をこのような流れで分析していきます。

  • A1:綺麗だって思った
  • C1:無感覚
  • A2:目を閉じてみれば
  • C2:現状
  • D1:感覚が消えてく
  • C3:感覚を忘れたくない
  • C4:感情は儚い

それでは、歌詞を分析していきましょう。

A1:綺麗だって思った

A1:綺麗だと思えた

確かなことは、まっくらの中
午後6時帰路確かくもりでした

少し大きめの苦痛を履いて
いつもと同じはずのこの場所が
やっと綺麗だって思った

まずは5W1Hで物語の設定をまとめてみます。

  • When(いつ):午後6時
  • Where(どこで):帰路
  • Who(誰が):主人公
  • What(何をする):この場所がやっと綺麗だと思えた
  • Why(なぜ):少し大きめの苦痛を履いたから
  • How(どのように):-

「やっと綺麗だと思った」という表現から、以前からこの場所を綺麗だと思いたかったけど、綺麗だと思えない状態が続いていたことがわかります

つまり、主人公には綺麗だと思えなかった原因があります。

その原因とは、一体何か? サビを見ていきましょう!

C1:無感覚

C1:無感覚

冷たくなってった感情に気づけないまま
動かなくなった表情に虚しくなったよ
いつも通りの残像でさえ消えてしまって
確かに僕の感覚はなくなっていってる

サビでは一貫して、主人公の感覚がなくなっていることを表現しています。それが以下の歌詞です。

  • 冷たくなってった感情
  • 動かなくなった表情
  • 残像でさえ消えてしまって
感覚とは、心のこと。つまり、主人公は心がなくなり無感覚になっているのです。

なぜ主人公は無感覚になってしまったのか、A2を見てみましょう!

A2:目を閉じてみれば

A2:目を閉じてみれば

確かなものは
何処にもない

なけなしの言葉探したって
うまい言葉一つも出てこない
当たり前になってゆく
目を閉じてみると
よく見えたから

冒頭の部分で歌詞に変化が現れます。

A2では、<確かなことはまっくらの中>でしたが、A2では<確かなものは何処にもない>と言い切っています。

では、「なけなし」とはどういう意味でしょう?

「ほんのわずかしかないこと」という意味です。

言い換えれば、言葉がほんのわずかしかない。

つまり、主人公は、無感覚になっている理由を言葉では表現できないと伝えたいのでしょう。

しかし、<目を閉じてみると よく見えたから>の部分から、目を閉じたことにより、何かはっきりと気づくことがあります。

C2:現状

C2:現状

去ってく現状に追いつけないまま
明日明後日にはきっと見落してるんだろう?
今さっきの心情は一瞬だけだから
かえられないものに
見慣れてゆく

この部分の歌詞は現在分析中です。少々お待ちください。

D1:感覚が消えてく

D1:感覚が消えてく

だめだ 今も 消える 感覚
揺れる モラル 鼓動 嗅覚
だめだ 見える 止まる 染まる

こちらは、韻を踏むキャッチーなメロです。確認してみましょう。

だめだ 今も 消え(ru) 感覚(kankaku)
揺れ(ru) モラ(ru) 鼓(dou) 嗅覚(kyuukaku)
だめだ 消え(ru) 止まる(tomaru) 染まる(somaru)

全体として語尾を「u」の音で揃え、韻を踏んでいることがわかります。

また、「u」以外にも、下記のような同じ響きの言葉を繰り返し使うことで、キャッチーさをより強めています。

  • <だめだ>と<だめだ>
  • <感覚>と<嗅覚>
  • <止まる>と<染まる>

韻を踏むことで、歌っても聴いても気持ちがいい!

C3:感覚を忘れたくない

C3:感覚を忘れたくない

冷たくなってった衝動に気づけないまま
動けなくなってった症状に虚しくなったよ
いつも通りの残像を見逃さないように
確かに僕の感覚は

C1では、<消えてしまって>と傍観している状態でしたが、C3では<見逃さないように>と真剣に向き合っている状態へと変化します。

このフレーズから、無感覚を解決しようとする主人公の強い意志が伺えます。

それでは、最後のC4を見ていきましょう。

C4:感情は儚い

C4:感情は儚い

忘れてしまうその前に名前を付けてさ
明日明後日にはもっと愛せるように
少し深く考えてしまったようだな
しょうもないぜ しょうもないぜ しょうがないぜ
本当しょうもないぜ
しょうもないぜ しょうもないぜ しょうがないぜ
本当しょうもないぜ
確かに僕の感情は 儚くて

C4で主人公は、感覚を忘れてしまう前に、その感覚に名前をつけることで、無感覚から脱却しようと試みます。

名前をつけるという行為は、言い換えれば存在を認めてあげることです。

つまり主人公は、自分の感覚に名前をつけて愛したいと願うのです

そして、<確かに僕の感情は 儚くて>というフレーズで締めくくられます。

「儚い」は、脆くて長続きしないという意味です。

結論として、美波さんはこの曲で「感情は一瞬で消えてしまうからこそ大切にしたい」、と伝えたかったのではないでしょうか。

美波「フライハイト」の本質

以上で、「フライハイト」の歌詞分析を終わります。

歌詞分析を終えて、「フライハイト」の本質を挙げるとするならばこちらです。

  • 本質①:無感覚について本気で考えた
  • 本質②:感情は一瞬で消えてしまうから大切にしたい

「感情」に対する美波さんの考えを知ることができる楽曲でした。

本記事を読み終えたいま、もう一度「フライハイト」を聴いてみてはいかがでしょうか。

それでは、今回の歌詞分析は以上です。

美波さんのCDを手に入れたい方は必見

美波さんは現在、CDを2枚リリースしています。

今回ご紹介した「フライハイト」が収録されているCDは下記のリンクからご購入できます。

また、デビューシングル「カワキヲアメク」は下記のリンクからご購入できます。

 

デビューシングルにして、神曲が4曲も入っているので、買って損はないです。

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